このブログ記事は2ヶ月くらい前に下書きしたもののアップすることをためらっていたものです。
ぽんきちは基本的にネガティブな内容のブログにはしたくないという気持ちがあって、お蔵入りにしていた記事なんですが、ちょっと気持ちが変わりました。
最近は仕事中に後頭部に強烈な偏頭痛を起こすことが時々ありまして、おそらく長時間端末を操作することが影響しているのかも?
今日もその症状が出たため、仕事は山積していますがとても残業ができる状況ではなく、今の仕事を続けるのはやはりもう限界なのかもしれないなぁ・・・という気がしていてアップしようかなという気持ちになったのです。
今は難治性疾患患者を雇用した企業に支給される助成金の制度もありますが、ぽんきちが就職活動をしていた若い頃にはありませんでした。
内部障害を抱えて生きる者にとっては、医療費の免除制度しかなかったため、健常者と同じように就職活動をし、働かないと生きていけなかったのです。
ぽんきちのブログの読者に何らかの障害を抱えて生きている方々がどのくらいいるのかはわかりません。
自分のブログ記事が彼らにどの程度参考になるものなのかもぽんきちにはさっぱりわかりませんが、残された人生の時間はそのまま我々にとっての命であるという事実を考えると、障害を持たない方々に読まれてもいいのかなと思ったりもしています。
前置きが長くなりましたが、以下がアップをためらっていたブログ記事です。
何年も前からやりたいことは週末にやっているぽんきちですが、今のぽんきちにとって最大の課題は週末以外の日々の生き方です。
生活するためとはいえ、本当にやりたいことを犠牲にしてまで今の安定した仕事に執着するのは何故なのか?とずっと考え続けています。
本当にやりたいことがあるならばやればいい。食べていけるかどうかなんて実際にやってみなければわからないじゃないか?
そうなんです。実際にやってみなければわからない・・・それなのに、自分は未来についていろいろシュミレーションをし、経済的な見積もりをし、「ダメだ・・・とても食べていけない。」という負のスパイラルに陥っている。
いい大人ですから経済的なビジョンを予測して決断するのは当たり前です。
しかし、シュミレーションはあくまでもシュミレーションであって現実はどうなるかなんてわかりません。人生は動き出せば変化していくものだからです。
フリーランスの4割が1年以内に脱落し、10年後にはその9割が脱落すると言われています。
つまり、フリーランスとしてずっと生き残る可能性がある者は全体の1割にも満たない・・・これが正しいデータなのかどうかはぽんきちにもわかりませんが、様々な情報が溢れる中でそう分析する人もいるということなのでしょう。
フリーランスに拘るのは組織で働くことに限界を感じているからです。
組織の中で自分のやりたいことをするのは無理だと、組織の中ではやりたくないことをせざるを得ないことが多過ぎるからです。
なぜ今の仕事に執着するのか?
死ぬのが怖い・・・これに尽きると今は考えています。
食べていけなければ死ぬしかない。このシンプルな図式にがんじがらめになっているからだろうと・・・
死ぬのが怖いから長生きしようとします。誰もがそうだからそれは恥じることではないはずです。
安定した暮らしがしたいというのもいい大人ならば当たり前です。年齢を重ねるほどに体力は衰え、不安定な生活に身を置くのは将来的にもリスクが高いからです。
死ぬのが怖い、だから長生きしようとする、すると年金があてにならない社会では今度は長生きしてしまうことで生じる経済的リスクに怯える・・・
つまり、今いろんなことを我慢して生きているのは老後の不安感を少しでも無くすため・・・ただそれだけのためということになります。
自分が何歳まで生きるのかわからないのに、確実に80歳もしくは90歳まで生きるような気がして仕方なく生きています。
よぼよぼの爺さんになるまで生きていたくないな・・・などと平気で言うくせに死ぬのは怖くて仕方ない自分がいる。
命に対して矛盾しているし、生き方に対して矛盾しているのです。
ぽんきちが今の仕事を選んだのは安定しているからです。福利厚生がしっかりしている大きな組織で働くことが自分自身を守ることになると信じて疑わなかったからです。
自分には不治の病があるため、もしもの時に備える必要があったし、実際今の仕事をしている24年間で3回入院し、そのうち2回は大きな手術もしました。
若い時に決断した自分の選択は間違っていなかったと思っています。
しかし、改めて考えてみると、健常者として働くことでかえって自分の精神と肉体を酷使し、2度に渡って内臓を切除し失うという原因を作ってしまったことは否定できません。
若い頃は上部機関の人たちの接待で吐くまで飲まされたりするのは当たり前でしたし、人が嫌がる組合活動の役員もやれと言われればやってきました。
仕事が毎晩午後9時過ぎまで残業となるポストでも働いてきたし、とにかく病気を理由に仕事から逃げることだけはしたくなかったのです。
3年前に大きな手術をすることになったあの時期は誰もしたがらない特殊な業務のポストで働いていましたが、それ故にストレスもかなりのものがありました。
自分の病気にはストレスが最も良くないのを知りながらも3年間その業務で働きましたが、結局8時間にも及ぶ大手術をするほど病気は悪化してしまい、体質がすっかり変わってしまった現状を考えると、その代償はあまりにも大きかったのです。
今は50代になり、管理職として働く立場ですが、ストレスはこれまでの倍になります。相次ぐ人員削減で昔のように決裁だけしていれば高い給料が貰える時代はとうの昔に終わっていて、今は管理職であっても受付や窓口業務もしなければいけない現場になっています。当然ながらマネジメントもしながらです。
ふと気が付くと、自分を守ってくれるはずの組織が自分の健康を脅かす存在になってしまっている・・・
これはいったい何なんだ?いつ自分は間違ってしまったのだ?
死ぬのが怖い・・・でも仕事に殺されては意味がありません。
30年後、40年後の自分のために、今の自分の寿命を縮める生き方をしている・・・これを矛盾と言わず何と言うのだろう。
ぽんきちは生きたいのです。
それは自分を殺しながらではなく、自分を生かしながら生きたいのです。
死が訪れるその日まで、生きる意味を感じながら生きたいのです。
手遅れになる前に動き出すこと・・・ぽんきちはやっと気がつき始めたのです。
今は小さなことからコツコツと始めています。
このブログもその中のひとつですが、自分らしく生きるために何もしないではいられない自分がいる。
未来を信じて、自分を信じて、死ぬのが怖いぽんきちは少しずつ動き出しています。
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