
milky note
レイぽん
ぽんきちはこれまでいくつかのアコースティック・デュオで活動してきましたが、10年前に結成した最初のユニットmilky noteと8年前に結成したレイぽんはぽんきちの完全プロデュースで始めたユニットです。
完全プロデュースというのは選曲、アレンジ、歌い方、その日ライブで演奏するセットリストまでぽんきちが決めるやり方です。
レイぽんに関しては結成してから6年間はこのやり方を続けましたが、2年前からはレイさんも選曲し、歌い方もレイさんに任せて、その日ライブで演奏するセットリストはレイさんが決めています。つまり、現在のレイぽんはぽんきちの完全プロデュースではないユニットになっています。
アマチュアミュージシャンのぽんきちが何故完全プロデュースのユニットで活動を始めたのか?アマチュアですからヴォーカリストが歌いたい曲を選んでライブすればいいわけで、むしろそうでなければヴォーカリストの不満ばかりが溜まるユニットになってしまうはずです。
実際のところ、レイぽんで活動して2年経った頃になっちゃんと知り合い、洋楽カバーユニットのTeTeを結成しましたが、TeTeは最初からぽんきちの完全プロデュースではありません。
ユニットを始めるにあたり、ぽんきちの完全プロデュースでやりたいとなっちゃんに伝えたところ、自分で歌いたい曲も選べないユニットはやりたくないと言われたのです。全くごもっともな意見でして、ぽんきちはあっさりとなっちゃんの言い分を受け入れてTeTeの活動を始めたのです。
TeTeは基本的に二人で選曲し、その日ライブで演奏するセットリストも二人で決めています。つまり、民主主義のユニットなんですが、これが普通のアマチュアミュージシャンのやり方なんです。
どちらかがやりたくない曲は選ばないし、かと言ってある程度の妥協もお互いにしながら決めていくものです。趣味で音楽を楽しむわけですから当たり前ですよね。
milky noteと2年前までのレイぽんのやり方についてはぽんきちに直接は言わないまでも、反対意見を持った周りのミュージシャンはかなり多かっただろうと思います。
まず、ヴォーカリストの個性や存在自体を蔑(ないがし)ろにしているという意見ですね。
これについてはぽんきちが意見するよりもmilky noteのみかちゃんとレイぽんのレイさんに聞いてくださいとしか言いようがありません。
もし、彼女たちがユニットの活動の中で不幸であったならばその意見のとおりなのでしょう。
それと、アマチュアなんだからプロデュースとかしなくていいだろうという意見もあると思います。これもごもっともな意見でして、プロの場合はビジネスとして売れないといけませんからプロデュースありきは当たり前です。プロデューサー次第で成功したり失敗したりします。
ぽんきちがプロデュースに拘ったのは純粋にプロとアマチュアの違いって何だろう?と考えたからです。
それまでの経験で一般的にプロのライブは素晴らしいステージが多く、アマチュアのライブはイマイチのステージが多い傾向が見られたので、その原因は何だろう?と考えたのです。
普通はプロは上手くてアマチュアは下手だからという単純な結論になりがちなんですが、それはそれで正しい部分もあります。
テクニックや実力ではアマチュアはプロには敵いません。それならば一生懸命に練習するしかないのでまずは練習をするということになります。これはとても大切でして、誰にでもわかりやすいんです。
ぽんきちが注目したのはプロデュースの有無でした。
例えば、歌手がヒットソングを歌っていますが、その曲は彼(彼女)が選んだ曲なのか?と言うとそんなことはなく、プロデューサーが選んでいるものです。
また、あるバンドが自分たちでオリジナル曲を作ってヒットソングを連発しています。ところが、プロデューサーが変わった途端に売れなくなってしまうことは普通にあります。
ぽんきちは単純にプロの世界で当たり前にあるプロデュースというものをアマチュアの世界でも持ち込めるのではないか?しっかりプロデュースすればクオリティの高いユニットが作れるのではないか?と考えたのです。
ぽんきちが至って単純に考えたことは、自分のユニットを聴いてくれるお客さんに好きになってもらいたい。できればファンになって頂いて何度もライブに足を運んでもらいたいと考えました。
そのためには、自分たちが好きな音楽を演奏するのは当たり前ですが、お客さんも楽しめる選曲にしたかったのです。ですから、ぽんきちユニットが選ぶ曲はスタンダードなものが多いのです。
選曲が決まったら飽きのこない、それでいて凝り過ぎていないギターアレンジにしたいと考えました。そして、そのギターアレンジに合ったヴォーカルを乗せることでマッチングさせるとお客さんにも心地良い音楽が届けられるだろうと考えました。
つまり、ぽんきちのプロデュースはギターとヴォーカルのミスマッチをとことん無くしていく作業なんです。練習していて違和感がある部分を削り修正する作業を徹底していきました。
そうすることでヴォーカルに寄り添った伴奏をしていると錯覚するかの如くマッチングした表現になるユニットにしていきました。
それと、10年前にこれから博多の裏音楽界で活動するにあたって心配事があったのですが、この世界ではプロのミュージシャンとも普通に対バンするライブがある世界だったのです。
それで尚更「これはしっかりプロデュースしないとこんな凄い人たちと同じステージには立てないぞ・・・」と内心ビビっていたのです(^_^;)
それで、アマチュアにありがちな自分たち目線のみのユニット作りを排除し、お客さん目線のユニット作りを目指したのです。
それと同時に、お客さんに媚びる姿勢ではなく、隠れた名曲も紹介して世間的には埋もれたアーティストもリスペクトしながら活動するカバーユニットを目指しました。
結果的にはmilky noteもレイぽんも一定の評価を頂きまして、特にレイぽんはその活動が8年も続くユニットになりましたし、自分たちがカバーしているアーティストの茶木みやこさんとも毎年博多でご一緒するライブができるご縁にも恵まれました。
それ故、アマチュアの世界にプロデュースの概念を持ち込むことについては、ぽんきちは今でも否定的な考えではありません。
しかし、これからも完全プロデュースを目指すか?と言うと答えはNo!です。
なぜならば、完全プロデュースを受け入れてくれるヴォーカリストがいないからです。
みかちゃんとレイさんは特別だったのです。
どう考えても自分で歌いたい曲を選べないユニットなんて、ヴォーカリストならば誰もやりたくないと思います。
なっちゃんの反応が当たり前であって、みかちゃんとレイさんはぽんきちの完全プロデュースを受け入れてくれた稀有なヴォーカリストだったに過ぎません。
おそらく、もう彼女たちのようなヴォーカリストとは出会えないでしょう。
それ故、誰に何と言われようともぽんきちを信じて、ぽんきちのプロデュースに賭けてくれた彼女たちには並々ならぬ感謝の気持ちをぽんきちは持っているのです。
これからのぽんきちは様々なヴォーカリストのサポートギターをする活動をしたいと思っています。
現在進行形のレイぽんとTeTeはそれぞれの相方が音楽活動を続けられる限りぽんきちも続けますし、何よりもぽんきちと言えば「レイぽん」「TeTe」というユニットが真っ先に挙がる存在ですから、これからもこの2つのユニットを核としてぽんきちが活動していくのは間違いありません。
やがて今の仕事を辞めてこれまで以上に音楽活動に費やす時間が取れるようになるでしょうから、これからは核となるユニット以外の活動の方が多くなる生き方になることを目指していきます。
もし、この先ぽんきちのプロデュースを、完全ではないにしても共同でやりたいというヴォーカリストが現れたならば、またユニットのプロデュースをしてみたいと思うのだろうか?
今は自分の考え方も固定せずに流動的に柔軟にしながら未来を見つめていようと思っています。
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