それは錯覚です




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かつて、ぽんきちは毎週末ライブをしていた時期がありました。

あの頃、mixiの日記でぽんきちは「音楽三昧」という言葉をよく使っていました。

毎週末がライブだとそんな感覚だったのですが、よくよく考えてみると 1ヶ月は30日ですから、 音楽は生活の30分の4、もしくは30分の5だったんだなと・・・

今は月に2〜3本なので30分の2、もしくは30分の3に過ぎない。

自分は音楽ができていると思っていたのは錯覚だったのです。

裏返して考えれば、普通の人々がいかに音楽ができていないか・・・音楽三昧になることがいかに難しいかということなんだと思います。



音楽に限らず、何か夢中になれるものを持っている人は、限られた時間の中でそれを楽しみ、少しずつ何かに向かって積み重ねをしている。

だからこそ、その時間はとても貴重なんだと思うのです。

多くは仕事や家庭の事情などで自由にならないため、だからこそ30分の2が楽しいんだ!と自分自身に言い聞かせている人たちがほとんどなんだと思います。



しかし、それも錯覚だと思います。

自分が大好きなことは、人生の多くの時間が自由になろうとなるまいとも楽しいに決まっています。

30分の2しかないから楽しいのではなく、30分の20でもそれは同じ。楽しいことが2しかない人生なのか、20ある人生なのかというだけのことです。

しかし、ぽんきちも含めて多くの人たちはそれが錯覚だと気が付かないようにしている。

それは生活を守るため、諦めている自分を肯定するためにです。

そして、それは誰にも否定されるものではなく、とりあえず生きなければならない・・・生きるためには当然のことだとも言えます。



ぽんきちは最近よく思うのですが、錯覚だと気が付かないようにしていることは、現在の我々に起こっている様々な社会問題だとか、社会の暗部にはびこる不正だとか、得体の知れない閉塞感を生み出している原因なんじゃないだろうか?

自分も含めて多くの人たちが諦めることに慣れ過ぎている現実が、世の中の様々な矛盾や問題を先送りしたり容認したりする空気を作り出しているような気がしてならないのです。



人間は歳をとるほど夢を忘れ、現実だけを見つめて生きる生き物です。

超高齢社会のこの国は、そんな年寄りたちばかりが増え、様々な決定権を持ち、夢見がちな若者世代は減少するばかりです。

ぽんきちがこの国に希望が持てるとしたら、世知辛い世の中を知り尽くした大人たちが、錯覚している自分に気付いた時にどう生きるかにかかっていると思っています。

今までのぽんきちのように錯覚している自分に蓋をして敢えて見ないようにするのか、それとも確実に訪れる死を意識しながら蓋を外すのか・・・



楽しいことは30分の2よりも30分の20ある方がいいというのがぽんきちの考え方です。

つまり、楽しいことは休日だけで考えるのは限界があるということです。

仕事の中に楽しみを見つけてこそ意味があるし、自分だけが楽しいことをやっていてはいつまでたっても30分の2から変わらない。

他の人たちも楽しめることを作り出し提供できるようにならなければ趣味の領域からは抜け出せない。



今の仕事で楽しみを見つけられたらそれが一番いい・・・多くの人たちがしてきたように、ぽんきちも若い頃からそういう努力をしてきました。

それは間違いだったとは思っていませんし、家族や安定した生活を守るためにはそういう生き方も必要でした。

でも、本当の自分は違うんだ・・・という心の声を聞いてしまった。いや、今までずっと聞こえないふりをしていただけです。



ぽんきちは今、得体の知れない閉塞感と自分自身の中で闘っていますが、もう蓋をして見ないようにすることだけはやめようと思っています。


ぽんきち、お前は50を過ぎて若かった頃に諦めた夢を追いかけるのか?


水中で翼を広げている鳥のように場違いな生き方をするつもりなのか?


30年前と今ではすべてが同じではありません。

メジャーデビューして、普通にCDが出て、オリコンに入ってという既存の商業ルートしかイメージできなかったあの頃と今では明らかに違います。

あの頃には存在しなかったものが今はたくさんある・・・このブログを発信するネットもそうですし、音楽の表現方法もそうです。



そして、何よりも残された時間が違い過ぎるのです。

諦めてきたことはもう充分過ぎるほどあります。しかし、追いかけてきたことはまだまだ足りない。

今から追いかけても途中で命が尽きてしまうかもしれないなぁ・・・でも、このまま何もしないことの意味がどこにあるのか?夢を持てない人生の意味を探ることの方が難しい。



夢は叶えるためにあるけれど、追いかける過程の楽しさもきっとある・・・ぽんきちは過去よりも未来が楽しい方がいいとシンプルに考えて生きてみたいのです。



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posted by ぽんきち at 2014/11/27 20:32 | Comment(1) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
残された時間が長ければプロになれたのか?
それは疑問です・・・
いまだからこそ若い頃には出せなかった音が出せる。
唄える。のではないでしょうか  ( ^)o(^ )

僕はオリジナルを作ろう。ライブでもしたいな。って思い立ったのが一年ほど前です。
あっははははは〜
でも、たくさんの人に聞いてもらえるよう一生懸命曲を作っています。

あと5年ぐらいが限界かな?って思っています。
時間がないからこそ頑張りがいがあるってもんです  (#^.^#)
Posted by だるくげった at 2014年11月27日 22:28
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