
先日、桜が開花した週末だったので、いつもの散歩ではなく、近所にある桜並木にコースを変更して歩いてみました。
スマホで桜の写真を撮りながら歩いていくと、桜並木が終わる場所で見知らぬ散歩道を発見しました。
ぽんきちはこの土地に14年も住んでいて、週末には散歩することも多いのですが、近所にこんな散歩道があることは知りませんでした。
住宅街のど真ん中を南北に800mにも渡り整備されている散歩道なんですが、当然ながら車は通れませんし、住宅街なのでとても静かで散歩には絶好のコースでした。
途中にはオブジェや犬を遊ばせる芝生の柵付き広場まで整備されていましたが、長く暮らしていながらその土地のことは意外に知らなかったりするんだなと。
普段の生活では同じ場所を往復しているだけで、それが人生のすべてのような気がして生きていますが、実はちょっと道を外れてみると別の居場所があったりするものなのかもしれません。
この国には過労死という海外では理解されにくい悲劇が存在しています。
おそらくは家族を支えるためとか経済的な事情やある種の責任感で仕事を辞められない場合もあるのでしょうけれど、ぽんきちは「その仕事じゃないと自分は生きていけない・・・」という強い思い込みがこの悲劇の大きな原因ではないかと思っています。
実際、ぽんきちもそういうタイプの人間ですし、仕事に追い詰められていく人たちは身近にたくさん存在しています。
ぽんきちがお世話になった上司の中には管理職になったばかりの頃、管理職の新任者研修が関東地区であり、飛行機に乗って研修所に向かっていた時に「このまま飛行機が墜落してくれたらいいのに・・・」と本気で考えていたという話を聞いたこともあります。
あまりの過剰なストレスにノイローゼ寸前になっていたと話していました。
そこにあるのは、やはり「この仕事じゃないと自分は生きていけない。」という強い思い込みなんだと思いますし、その時の生き方が人生のすべてになってしまっているからでしょう。
でも、死んでしまったら元も子もないし、死ぬまで働かせる組織も如何なものかと思いますが、ちょっと道を外れてみる勇気があれば死を選択することはなかったかもしれないというケースは多々あると思うのです。
人間の生き方は散歩道のようにいつも同じ道を歩いているようなものです。
それは安定という安心感を補償するものでもあるけれど、もし命に関わるような問題を抱えたり、心や体を蝕む原因になり続けるようになってしまったら、別の散歩道を探してみる勇気を持った方がいいと思います。
ぽんきちはいつも川沿いの散歩道を歩いています。でも、そのわずか50m先には別の散歩道が存在していたことにやっと気が付きました。ずっと以前から存在していたのに住宅街に隠れて見えなかっただけなのです。
人生もきっと同じです。
桜の花の美しさに誘われていつもの道をちょっとだけ外れてみると、もっと自分に相応しい道があったりするのです。
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