全音下げチューニングで弾き語りすることの悩みについて


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長年ぽんきちはマーチン000-28ECを全音下げチューニングで弾いてます。

全音下げチューニングにするとそれぞれの開放弦の音はこうなります。


6弦=D
5弦=G
4弦=C
3弦=F
2弦=A
1弦=D

弦はエリクサーのコーティング弦(ナノ・ウェブ)のフォスファー・ブロンズを使っています。

以前は1弦が0.13、6弦が0.56のミディアムゲージを使っていましたが、カポを装着するとなぜか6弦が詰まったような音になっていたんです。それで今は4〜6弦だけライトゲージ(6弦が0.53)という変則的なセットにしています。

これでカポを装着しても6弦が詰まったような音にならなくなったんですが、ここで問題が発生したんです。



それは全音下げチューニングでライトゲージ弦を使う場合、カポ無しの状態で強くストロークすると音がバズるんです。つまり、テンションが緩いが故に弦の振動幅が大き過ぎて音が暴れてしまうんです。強くストロークすることで音が濁ってしまうので綺麗なサウンドにならないわけです。

強く弾かなければ問題ありませんが、曲によってはどうしてもカポ無しの状態で強く弾くケースがありますので、さてどうしたものか?と考えました。

それで、ぽんきちが出した結論は「周波数を変える」です。以前はA=440Hzでピッチ調整していましたが、今はA=448Hzにしています。つまり、微妙にピッチが高い状態で全音下げチューニングをしているわけです。



ぽんきちがギターのピッチ調整が自由に設定できるのはアコースティック・デュオと弾き語りという「ギター1本だけの表現形態」を追求しているギタリストだからなんです。他の楽器奏者がいない形態ばかりなのでピッチ調整がやりやすいんです。

これでカポ無しの状態でギターがバズる問題はほとんど解消されたのですが、更なる問題が発生しました。それはギターの周波数を上げることで歌のキーが微妙に高くなってしまうことなんです。

歌のキーが低めの曲はかえって歌いやすくなりますが、問題は元々キーが高めでギリギリ歌えていた曲なんです。ぽんきちの場合は弾き語りで原田真二さんのカバー曲を歌うことがありますが、全音下げチューニングでも歌のキーが高いので周波数を微妙に上げると更にキーが高くなってしまいます。



最近のリアル体験をお話しますと、緊急事態宣言が解除されて3ヶ月ぶりに大分市で弾き語りライブをしました。

3ヶ月近く大きな声で歌えない状態が続いていたのでライブやオープンマイクで鍛えていた声帯の筋肉がすっかり元に戻ってしまっていることは自覚していました。

悩んだ末にぽんきちはギターの音を犠牲にして歌いやすさを選んだんです。周波数はA=440Hzに戻して、ギタープレイに意識が持って行かれがちなテクニカルな伴奏の曲はなるべく少なめのセットリストにしてライブに臨みました。

カポ無しの状態で強くストロークする曲もありましたが、案の定ギターがめっちゃ暴れた音になっていました。それでもぽんきちは歌いやすさを選びました。ギタリストなのでテクニカルなギタープレイの伴奏をしている「異邦人」などもセットリストに入れましたが、やはり歌のピッチがかなり厳しかったです。



ライブという実践的な空間でずっと歌い続けていないと、53歳から弾き語りライブを始めたぽんきちなどのおさーんはすぐにガラスの声帯に逆戻りしてしまうんだなと、ライブ活動を再開したばかりの最近は痛感しています。

それならば全音下げチューニングなど止めてレギュラーチューニングにすればいいじゃん!!という意見もあるかと思います。ぽんきちは2008年からずっと全音下げチューニング(洋楽ユニットTeTeはナイロン弦だったので唯一レギュラーチューニングで演奏)で演奏していますが、これにはメリットも多いのです。

全音下げチューニングの主なメリットは以下のとおりです。


・レギュラーチューニングではできない独特なアレンジができる

・テンションが緩いため長い時間演奏しても左手首に負担がかかりにくい

・歌のキーが高いアーティストの曲でも簡単なコードで弾き語り等ができるアレンジのキーに設定しやすい



以上ですが、ぽんきちが原田真二さんのカバー曲を弾き語りできるのは全音下げチューニングのおかげなんです。例えば「キャンディ」のキーはAmですが、全音下げチューニングなのでぽんきちは簡単なコードが使えるキーAmのアレンジにしつつ、実際はGmのキーで歌っています。

サビの「寒い心〜♪」の部分などはオリジナル曲はラで始まる音なんですが、ぽんきちの場合はソで始まるフレーズなんです。だから地声でも歌えるわけです。

このようにメリットも多いので、ぽんきちはやっぱり全音下げチューニングをメインに使う変則的なギタリストとしてこれからも活動していくはずです。



周波数をA=448Hzにして微妙にテンションを稼ぎ、巻き弦がライトゲージでもギターの音を安定させつつ演奏するならば、とにかく歌を何とかしないといけません。

コロナショック前はA=448Hzでも対応できる歌になりつつあったんですが、しばらく現場から遠ざかると元に戻ってしまいました。これから再開してまた頑張るぞ!!と動き出したら、今度は第二波に襲われて再び自粛状態ということも十分に考えられます。

大きな声で歌う場所が確保できない状態が長く続くのは人前で歌うことを常とする人たちにとっては本当に大変な状況だと思います。

アコースティックギターの場合は自宅でも練習できますし、元々生音ですから何とかなります。YouTubeで動画配信すれば緊張した状態でギターを弾くということも担保できますから、ギタリストはその点はいいですよね。



悩みはやはり歌との絡みです。

カラオケ店やレンタルスタジオ店など歌の練習ができる場所は、今も昼カラが原因で感染などのニュースが流れている現状では利用しにくいと感じる人たちも多いだろうと思います。

今は地道なボイトレなどの基礎練習をメインに続けていくしかないのかも?という気もしていますが、制限された状況でもできることはとにかくやっていく・・・これしかないですね。








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posted by ぽんきち at 2020/06/29 17:20 | Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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