
ちょっと前に金融庁が「国民の皆様、老後は年金だけに頼っていると2000万円が足りなくなります。」とうっかり本当のことを発表して麻生財務大臣に激怒されましたよね。金融庁が提出した報告書を財務大臣が受け取りを拒否するという珍事に発展しました。
金融庁が発表した報告書はしっかり分析されたロジックで結論づけされたもので、本当は1500万円〜3000万円が不足するという内容だったそうです。国の専門組織が年金だけでは暮らせない国民が大多数になると結論づけたのです。
そんなうっかり事件があったのは要するに国(というよりもNISAやiDeCoを推進している金融庁)は「国民の皆様、年金はあてにならないから今のうちから投資して資産運用しましょう!!」と言いたかったわけです。だから積み立てNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)という非課税で投資の初心者が始めやすい制度を作ったわけですが、利用率はイマイチのようです。
銀行に貯金しているだけで複利でお金が増えていた平成初期までの感覚がなかなか抜けないというか、我々日本人は生活費も余ったお金も即銀行預金へという性質が根強くあります。
なんとなく銀行に預けていれば安心という昭和脳のまま生きてしまっているわけですが、年金はあてにならない→寿命は100歳になる→だから一生働く・・・って無理ゲーですという、将来確実にやってくる現実に対応するには銀行預金はあまりにも脆弱です。
インフレが起これば現金の価値は下がり、超低金利政策が続く限り銀行預金は目減りするばかりです。つまり、銀行に預けていても資産は増えることはなく減る可能性が高いということになります。
一生働きたくても高齢過ぎては体が動かないわけで、そこで年金があてにならないならば自分の代わりに何かに働いてもらわないといけない。しかし、銀行預金は目減りするばかりならば、お金に働いてもらう=投資するしかないということになります。
今すぐに使わないお金があるならば資産の50〜70%は投資に向けてもいいかもしれません。我々日本人には投資=バクチ、ギャンブルというイメージが根強くあるため抵抗感があるわけです。
しかし、投機と投資は違うんだと、銀行預金も本来はお金の流動性を犠牲にした複利の投資であることを理解すると、ギャンブル性の低い投資方法を選択して将来に備えるのがベストという結論づけができます。
情報収集していくと日本の株式よりも成長率の高い米国株に投資すべきということがわかってきます。ですからリスクヘッジを考えて楽天全米株式インデックスファンド(4000銘柄)やSBIバンガードS&P500(厳選500銘柄)に投資する人たちが多いわけです。キャピタルゲイン(売却益)よりも高い配当金による低リスクの投資を長期ですべきという考え方です。
そして、手数料が高い銀行や証券会社の窓口は決して使わないこと。彼らは手数料の高い商品しか進めてきません。ですから窓口の無いネット証券の口座を開設し、自分で情報収集して上記の金融商品に投資するのが今のところベストです。個人的にはコロナ禍の世界的動向を見る限り、米国株への集中投資よりも中国を含む新興国株を50%程度ポートフォリオに入れてみるのもありだろうと思います。
仮想通過も投資対象としては有望なんですが、過去にマウントゴックス事件やコインチェック事件というハッキングで莫大な資金が盗まれるという事件が日本で二度も起きました。ですから我々日本人は仮想通過にネガティブなイメージが根強くあります。
しかし、コインチェック事件などは仮想通過そのものに問題があるわけではなく取引所のセキュリティーシステムに問題があったわけです。コインチェックは今はマネックスグループという大資本の傘下になり補償制度も整備されています。
代表的な仮想通過であるビットコインやイーサなどはブロックチェーンという中央集権的ではない分散型の管理システムから生まれた暗号資産です。分散型の管理システムならば恣意的に誰かが改ざんするという不正行為は絶対できないわけで、ブロックチェーンは画期的な発明と言われています。
コロナ禍はまだ続きますし、各国の政府は紙幣を増刷して株の買い支えに躍起になっています。経済の実態と株バブルの現状を考えるとこれからも増刷された紙幣の価値は下がる一方です。それ故にデジタルゴールドと言われているビットコインに機関投資家たちが資金投入するのもわかりますよね。
これからも暗号資産は有望な投資対象として伸び続けそうですが、投資の世界も先行者優位が働きますので、動くならば一日も早く動かなくては意味がないわけです。おそらくブロックチェーンの可能性を信じられる人ならば動けるのではないでしょうか?
但し、日本は暗号資産の売却益の税率が55%と異常に高く、将来的に海外並みの20%程度になるまでは売らずに保有し続けた方がいいと思います。その頃にはかなり信用と価値が高騰している可能性がありますし、それ故に長期の投資対象としての選択肢になり得ます。
年金はあてにならない→寿命は100歳になる→だから一生働く・・・って無理ゲーですがな(・・;)
ならば今我々はどんな行動を起こすべきか?
もう結論は出てますよね。
ギタリストぽんきちオフィシャルウェブサイト
http://guitaristponkichi.com/
ぽんきち動画(YouTube)
https://www.youtube.com/user/MILKYSIONRAY
ギタリストぽんきち生配信専用チャンネル(YouTube)
https://www.youtube.com/channel/UCKCk1hl_fs1oZtZ6iHhzKHg
ギタリストぽんきちラジオ(stand.fm)
https://stand.fm/channels/5f4bdc036a9e5b17f7610247
ぽんきちライブスケジュール(先々のライブ情報まで載せています)
http://guitaristponkichi.com/schedule.html
ライブ出演、ギターアレンジ、サポート演奏等のご依頼はこちらにお願い致します。
http://guitaristponkichi.net/article/455309812.html
ギターレッスンのお申込みはこちらにお願い致します。 http://guitaristponkichi.net/article/400037289.html
ぽんきちのアコースティックギター講座(ブログ)
http://guitaristponkichi.net/category/23311823-1.html
ぽんきちFacebook(友達申請はニュースフィードの投稿等の内容が確認できる方について承認致します。) https://facebook.com/ponkichi.kawakami
ぽんきちTwitter
http://twitter.com/1213Kamikawa
ぽんきちインスタグラム
http://www.instagram.com/ibukikawakami/
ギタリストぽんきちプロフィール
http://guitaristponkichi.net/article/400037134.html
【ブログの最新記事】
- 得したことよりも損したことのインパクトの方が何倍も強いので行動に起こすためには損..
- 稼げる人と稼げない人の格差は日々違う情報を見ているから
- 給料がほとんど上がらない人の貯金だけの場合と投資する場合の比較をしてみた
- 地方移住のリスクについて〜ぽんきちの場合
- 気が付くとアルバムに収められた写真は30代までで、40代からはデータになっていた..
- 自分のやっている音楽が完全に時代のマーケットから外れていると自覚させてくれる音楽..
- 人生100年時代の2千万円不足問題を考える〜なぜ2千万円なのか?
- 生きることとは殺すこと
- 不安を煽り安心を売る 要らないものを必要なものとして売る
- 年金の運用益は10兆円マイナスでしたというニュースに怒ることの愚かさについて
- あと3人必要だった・・・でも見つからなかった。だからアコースティック・デュオを始..
- 貯蓄型終身保険は投資という意味では入ってはいけない保険というのは本当でした
- 将来性のある雑魚(ざこ)キャラを探せ!!
- そのお役立ち情報にニーズがない 自分に権威性がない
- これがあなたの仕事内容の本質ならば・・・
- ブログを毎日書くことを推奨するのは3年遅れている説は本当か?
- 寄り添って生きる場所を作っている
- 意識的にうなずくと相手に安心感を与える効果がある
- コロナに負けないのは参加したがりの人たちの気持ちなのではないだろうか?
- その繰り返しの先に成果はあるのか無いのか、やり続けた者にしかそれはわからない。