ぽんきちは15歳から独学でギターを始めましたが、ピッキングのアタック感を理解するまでに30年近くかかりました。
こんな話をすると多くのギタリストは、え?アタック感ってそんなに難しいことなの?という疑問が沸くはずです。
独学だから回り道しちゃったのかも?(・・;)
ぽんきちの個人的見解を申しますと、「アタック感と思っているその感覚は本当はアタック感とは程遠いものかもしれない」ということです。
おそらく、多くのアマチュアギタリストが考えているアタック感なるものは、別物の可能性が高いだろうとぽんきちは思っています。
先日はリズムについてのお話をブログに書きましたが、今日はぽんきちの体験に基づくピッキングのアタック感について書きたいと思います。
中洲のプレイヤーというお店で長くハコバンのベーシストをしていた大川さんからぽんきちは可愛がられていまして・・・彼は頼んでもいないのにいろいろアドバイスしてくれる先輩でした(^_^;)
大川さんと出会った頃、彼はぽんきちに対して「惜しいな〜」ってよく言ってたんですね。「ぽんきち、お前はアレンジは面白いが弾き方がなってないよ。」と・・・
彼はギターやベースは指を弦に乗せ「落とす」ように弾けばいいんだとアドバイスしてくれましたが、ぽんきちにはさっぱり意味がわかりませんでした(・・;)
つまり、ピッキングのアタック感が大切なんだという話だったのですが、当時のぽんきちには感覚的にも技術的にも理解できませんでした。
同じ頃、milky noteでパサージュ広場の特設ステージで演奏した際に、オーストラリアから来日したイタリア人のスパニッシュギタリストが対バンで演奏していました。
お互いの演奏が終わったあと、彼と仲良くなったぽんきちは「スパニッシュの弾き方を教えてくれないか?」とお願いしたところ、彼は快くレクチャーしてくれました。
ところが、あまりにも難しくて全く弾けなかったという・・・(^_^;)
しかし、その時ぽんきちは彼から貴重なアドバイスを頂いたのです。
ぽんきちのつたない英語と身振り手振りでコミュニケーションをして彼から教えられたのは、ピッキングする時は弦を指先の腹で触る(感じる)こと・・・彼はFeel♪と言ってましたね。
とにかく、指の腹で触り素早く弾く。伸ばした爪は結果的に弦に当たるだけなんだと教えてくれました。
彼もピッキングのアタック感のことを話していましたが、言ってることは大川さんと同じなんだろうな・・・ということだけは感じていましたが、まだぽんきちにはアタック感の何たるかがよくわかりませんでした。
それから間もなく、ぽんきちはあるミュージシャンと運命的な出会いをすることになります。
ある日の夜、ぽんきちは当時トラで参加していたバンドのバンマスに連れられてあるお店に向かいました。
バンマスがぽんきちにどうしても紹介したいギタリストがいると言うのです。
そこは西中洲にある「おとぼけコースケ」というお店でした・・・
つづく
今回のお話は長くなります。ぽんきちはギターの練習をしないといけないので続きはまた明日(^_^)ノ
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