
ギタリストぽんきちとして活動を始めて来年の春には丸10年を迎えます。そして、今の仕事を始めて25年を迎えることになり、ぽんきちにとって来年は節目の年になります。
この9年間は平日と週末の二重生活がすっかり定着した感があって、スーツとネクタイ姿で働く自分とギタリストぽんきちとして音楽活動をする自分のあまりの違いに内心戸惑いながら生きてきました。
最初の頃はそのギャップを楽しんでいた自分もいましたが、やがてそれは自分の中で得体の知れない違和感に変わっていきました。
どっちの自分が本当の自分なんだろう?という感覚から、もしかしたら無理やり自分を押し殺して生きている時間の方が長いのではないか?という感覚に変わっていったのです。
平日の体調と週末の体調が明らかに違っていたり、職場の人たちとの会話(特に飲み会の時)に違和感を感じたり、どこか居心地の悪さを感じながら生きている自分を認めざるを得ないようになっていきました。
それでも、生きていくということはそういうものだろうと考えている自分がいて、自分の中で折り合いをつけながら日々暮らしているのですが、このままいくとずっとこのままなんだろうなと当たり前のことを強く意識したり・・・
最近はこういう人生論的なブログが多くなっていますが、まさか50代になってこんなに自分の生き方について再考する日々がやってくるなど思ってもいませんでした。
最初に違和感を感じるようになったのは最初のユニットであるmilky noteで活動していた時でしたが、当時すでに20年以上の付き合いのあるぽんきちの主治医にそのことを話しました。
長い付き合いになっている主治医とはプライベートな悩みも相談することが多く、その時は「平日と週末と、君はいったいどっちのプロなんだ?」という彼の一言でその時のぽんきちの迷いは解消できたのです。
そうだ、ぽんきちは平日の仕事のプロなんだ・・・あの時は主治医の言葉で吹っ切れたんですが、正確に言うと自分の正直な気持ちに蓋をしてその後も二重生活を続けていたのかもしれません。
あれはちょうど一年前の今頃だったと思います。
ぽんきちは通勤電車の中でスマホを使って日経新聞のWeb刊を読むのが習慣になっていましたが、何人かのブログも同時に読んでいました。
ある日、その中のお一人が「現状に不満があるならば今すぐその場から立ち去ればいい。文句ばかり言うくせにその場に執着し続けるのは卑怯な生き方だ。」とブログに書いていたのです。
地下鉄の終着駅に降り立ちながら、「あぁ、これは俺のことだ・・・」と考えながら駅の構内を歩いていたあの朝のことは忘れられません。
正直言って、打ちのめされた感は否めなかったです。
あの頃からぽんきちは再び毎日のように自分の生き方に自問自答を繰り返すようになりました。
それまでは自分の生き方に疑問を感じることは主治医に打ち明けてからは長いことなかったですし、自分なりにブレない生き方ができていると信じて疑わないところが多分にありました。
しかし、ぐうの音も出ないあの言葉が心に突き刺さるようになってから、自分の過去の棚卸しと未来の試算をすべく、自分の人生における夢と現実のバランスを分析する作業を始めるようになりました。
なぜ文句ばかり言いながら現状に執着し続けるのか?
不満があるならばなぜ現状を変えようと努力しないのか?
毎日、来る日も来る日も自分の過去と現在と未来について考えていました。
あれから一年が経ち、ひとつの結論に達しましたが、考え続ける過程でいくつかの発見があり、これまでの認識とは違う角度から自分を見つめることができるようになりました。
ある種の思い込みが自分を身動きできなくしていることや、本当に自分を守ってくれるものは違う場所にあるということに気付き始めたのです。
自分の幸せがどこに存在し、残された時間の過ごし方がどうあるべきかがやっと見えてきたのです。
過去から学び、未来に繋げていく・・・現在のぽんきちはその真っ只中にある転換期を生きている感じがしています。
今はとにかく辛抱の時で、運命が傾き始めるその時を待ちながら生きています。
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