前々回からテーマ毎に3回に分けてギター講座のブログをアップしています。
テーマは以下の通りですが、どれも「一枚紙に8個のギター指板を書くことで視覚化されてわかりやすくなる」という内容です。
@ダイアトニック・コード編
Aコード・トーン編
Bモード・スケール編
今回はモード・スケール編ですからある程度は音楽理論的なお話になりますが、理屈のお話はなるべく排除し、あくまでも視覚的に「あぁ、なるほど・・・」と納得できることを目的としています。
つまり、理屈はよくわからないけれど確かに音的にはそうだよね!!という納得の仕方ができればいいというコンセプトで書きます。視覚化することで音楽理論が苦手な読者にとって何らかのヒントになることを期待しています。
そして、3回のテーマとも音は度数で表示します。
ドレミファソラシド
↓
C D E F G A B C
↓
R 2度 △3度 4度 P5度 6度 △7度 R(△=メジャー、P=完全)
です。
半音高い音は♯、半音低い音は♭やmで表示します。
これは3回とも共通していますので、度数で音を理解することにも慣れて頂きたいのです。ギターという楽器の性質上、度数の理解は必須です。(例えばC△7の7は長7度、C7の7は短7度など、コードの数字は度数を意味するからです。)
資料の一番上のギター指板ではRの次の音は2度で表示していますが、その他各ダイアトニック・コードの7個のギター指板では9度で表示しています。2という数字はコード表示されることがほとんど無いので9で表示しました。
最後に、一番上のギター指板で表示したCメジャースケールの音は、その他7個のギター指板上にそのまま同じポジションで音を表示しています。各ダイアトニック・コードによって度数表示は変わりますが音のポジションはすべて全く同じです。(←ここ重要!!)
つまり、この8個のギター指板はすべてピアノの白い鍵盤で弾ける音が同じポジションで並んでいるわけです。
以上ですが、早速第3回目のテーマに入ります。
【モード・スケール編】
モード・スケールはダイアトニック・コードに対応したスケールですから7種類あります。各ダイアトニック・コードのモード・スケールは以下の通りです。
↓
T△7 →イオニアン
Um7 →ドリアン
Vm7 →フリジアン
W△7 →リディアン
X7 →ミクソリディアン
Ym7 →エオリアン
Zm7♭5→ロクリアン
この7種類のモード名は頭文字を取って「イドフリミエロ」と覚えます。
そして、モード・スケールを理解するためには各ダイアトニック・コードをメジャー系とマイナー系に分類する必要があります。
[メジャー系3種類]
↓
T△7 →イオニアン(基本形と同じ)
W△7 →リディアン
X7 →ミクソリディアン
[マイナー系4種類]
↓
Um7 →ドリアン
Vm7 →フリジアン
Ym7 →エオリアン(基本形と同じ)
Zm7♭5→ロクリアン
キーがCの場合、T△7はC△7です。これはメジャー系の基本形であるメジャー・スケール(ドレミファソラシド)です。
そして、Ym7はAm7です。これはマイナー系の基本形であるナチュラル・マイナー・スケール (ラシドレミファソラ)です。
モード・スケールとはメジャー系とマイナー系のそれぞれ基本形となるスケールと比較して、その音階のインターバル(間隔)の違いを理解することがモードとは何か?を理解することになります。
基本形のスケールと違う音がそのモード・スケールの特徴的な音になるので、ダイアトニック・コードとセットで考えてモードの特徴的な音を意識できるような練習がわかりやすいです。
では、今からそれを8個のギター指板を使って確認してみます。
まず、こちらの資料をご覧ください。
↓
各弦とも音のインターバル(間隔)が全全半全全全半(全音=2フレット分、半音=1フレット分)になるように音を度数表示します。
例えば5弦3フレットはC=ドですよね?これはR(ルート)と表示します。Rを起点に全全半全全全半のインターバルで同じ弦上に度数表示します。
同じ考え方でその他の弦も度数表示します。するとキーがCのメジャースケールがギター指板上に出来上がります。
ダイアトニック・コードのC△7の音階はイオニアン・スケールです。これはメジャー系の基本形であるメジャー・スケールと同じです。
次にこちらの資料をご覧ください。
↓
Dm7の音階はドリアン・スケールです。これはマイナー系に分類されるので、Am7のナチュラル・マイナー・スケールとの音の違いに注目します。すると6度の音のポジションが違いますよね?♭6度ではありません。つまり、ドリアンの特徴的な音は6度ということになります。
Em7の音階はフリジアン・スケールです。これもマイナー系に分類されるので、Am7のナチュラル・マイナー・スケールとの音の違いに注目します。すると9度の音のポジションが違いますよね?半音低い音になっています。つまり、フリジアンの特徴的な音は♭9度ということになります。
F△7の音階はリディアン・スケールです。これはメジャー系に分類されるので、C△7のメジャー・スケールとの音の違いに注目します。すると4度の音のポジションが違いますよね?半音高い音になっています。つまり、リディアンの特徴的な音は♯4度ということになります。
最後にこちらの資料をご覧ください。
↓
G7の音階はミクソリディアン・スケールです。これはメジャー系に分類されるので、C△7のメジャー・スケールとの音の違いに注目します。すると7度の音のポジションが違いますよね?半音低い音になっています。つまり、ミクソリディアンの特徴的な音はm7度ということになります。
ダイアトニック・コードのAm7の音階はエオリアン・スケールです。これはマイナー系の基本形であるナチュラル・マイナー・スケールと同じです。
Bm7♭5の音階はロクリアン・スケールです。これもマイナー系に分類されるので、Am7のナチュラル・マイナー・スケールとの音の違いに注目します。すると5度と9度の音のポジションが違いますよね?どちらも半音低い音になっています。つまり、ロクリアンの特徴的な音は♭5度と♭9度ということになります。
以上ですが、7つのダイアトニック・コードに対応したモード・スケールを理解するには、それぞれのモードの特徴的な音に注目すればいいのです。そのためにはまずメジャー系とマイナー系に分類して、その基本形であるスケールと違う音は何か?を理解すればいいのです。
モード・スケールとは何か?と問われて、「ドレミファソラシド」のドからスタートするスケールがイオニアンで、レからスタートするスケールがドリアンで・・・という理解の仕方は全く意味がありません。
あくまでもモードの特徴的な音に注目して効果的にその音を使うことで音楽的な表現ができるような練習をすべきなんです。
今回はダイアトニック・コードと一般的なメジャー・スケールやナチュラル・マイナー・スケールはすでに知っているという方を前提に、モード・スケールを視覚的に理解する方法のお話でした。
このように一枚紙に8個のギター指板を書くと、理屈があまりわからなくても視覚的にわかりやすくなるのでとても便利なんです。
今回はBモード・スケール編でした。音楽理論が苦手な方の参考になれば幸いです!!
ギタリストぽんきちオフィシャルウェブサイト
http://guitaristponkichi.com/
ぽんきち動画(YouTube)
https://www.youtube.com/user/MILKYSIONRAY
ギタリストぽんきち生配信専用チャンネル(YouTube)
https://www.youtube.com/channel/UCKCk1hl_fs1oZtZ6iHhzKHg
ギタリストぽんきちラジオ(stand.fm)
https://stand.fm/channels/5f4bdc036a9e5b17f7610247
ぽんきちライブスケジュール(先々のライブ情報まで載せています)
http://guitaristponkichi.com/schedule.html
ライブ出演、ギターアレンジ、サポート演奏等のご依頼はこちらにお願い致します。
http://guitaristponkichi.net/article/455309812.html
ギターレッスンのお申込みはこちらにお願い致します。 http://guitaristponkichi.net/article/400037289.html
ぽんきちのアコースティックギター講座(ブログ)
http://guitaristponkichi.net/category/23311823-1.html
ぽんきちFacebook(友達申請はニュースフィードの投稿等の内容が確認できる方について承認致します。) https://facebook.com/ponkichi.kawakami
ぽんきちTwitter
http://twitter.com/1213Kamikawa
ぽんきちインスタグラム
http://www.instagram.com/ibukikawakami/
ギタリストぽんきちプロフィール
http://guitaristponkichi.net/article/400037134.html
【ギター講座の最新記事】
- ギターは理屈はわからなくていいからとにかくコピーしまくれ!!
- まずはググれカス・・・と言うけれど〜無料の情報でもかなり役立つというお話
- 【ギターが上手くなるためのシンプルな10ヶ条】
- オリジナルの雰囲気を壊さないアレンジをすることの効用について
- 数年間演奏しないことのすすめ〜忘れてしまうことの効用について
- ギターの練習に根性論はいらない
- 一枚紙に8個のギター指板を書くことで視覚化されてわかりやすくなる〜Aコード・トー..
- 一枚紙に8個のギター指板を書くことで視覚化されてわかりやすくなる〜@ダイアトニッ..
- 意外に安定感があるギタースタンドのお話
- 今回のギター講座は目に見えない部分のよもやま話です〜呼吸とかリズムとか指先のタッ..
- Uフレットを活用して自分でタブ譜を作ってしまおう〜歌のキーに合わせてタブ譜を作る..
- フィンガーピッキングのギタリスト向けギター講座〜ベースコートをつけ爪にする方法に..
- ギターの上達が数年間止まっているギタリストのためのギター講座〜@コピーしてAアナ..
- メジャーセブンのオン(分数)コードを使ったアプローチ(1弦5度トップのM7系コー..
- 音楽理論が苦手なギタリストのためのギター講座〜音楽的なオブリが弾けるドミナント・..
- それ以上練習しない&それ以上ライブで演奏しないことのすすめ
- リズムは数学ではない〜目からウロコのリズムのお話
- ドレミファソラシドって均等な高さの階段を一段ずつ登っているイメージだけど、実は二..
- 中級者ギタリストのためのギター講座〜ギターが上手くなる人と上手くならない人の相違..
- 今は弾けなくても必ず弾けるようになる練習方法について


